現代日本における食の欧米化 13

現在の性差別のルーツは、昔の生活スタイルや生物学的違いに起因すると信じられてきた。
ダーウィンの人間進化についての論議が始まると、男性の支配性、女性の受身性、武器としての道具の使用といったテーマは、進歩について考えることなく通り過ぎてしまった。
男性の支配を伴う狩を強調することは、それが無意識であっても、男性の偏見の結果であり、この偏見は霊長類の行動の研究にまで及んでいる。

ダーウィンの場合、西洋社会、特にビクトリア時代のイングランドで認められたため、彼が男性に重点を置いたのは驚くべきことではない。


他の動物に比較して我々の種の歴史についての考えの多くが、ビクトリア朝時代のイングランドのときと変わらず、未だに偏見があるのは全く異常なことである。

そのうちのいくつかを調べてみよう。

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人は自分自身の努力で得たと主張できた。
仮に人が動物の一種であるなら、最も成功した動物、より攻撃的・より支配的・より無情な動物であった。
拡大した産業社会においてこれらの価値はすべてを超えて認められた。
そして我々の起源についての誤りの多くが始まったのはこの時期からだったのは、はっきりしている。

アドリーン・ジールマンはこう言っている。

「歴史以前の男性と女性の役割について、両性の地位がその時代にどう受け入れられていたかに我々は注目する。普通に過去を描いているものは、一〇〇万年以上も前に住んでいた人間の定型的文化的性に対する後ろ向きの考え以外の何物でもない。男性の攻撃性、支配欲、狩に関するテーマは、原始社会生活を想像するのに長い間中心となってきた。」

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ダーウィンの伝記作者であるジョナサン・ハワードはこう書いている。

「後期ビクトリア朝社会において、社会進歩の独特な形である"社会ダーウィニズム"は、ハーバート・スペンサーのスローガンである"適者生存"のもとに作り上げられた。進化の法則は、進歩のための必要条件として、最強の者の勝利を意味するものとして説明された。資本家の労働搾取のいきすぎは社会的行動のきまりとして正当化された。資本家はT・H・バクスレーにより"理由のある野蛮人"と命名された。」

多くのビクトリア朝時代の人々にとって、"進歩"は、支配階級のため、"宗教"と置き換わり、正当化・合理化された。
もはや、神が人を自然界の頂点に置いたなどと信じる必要はなかった。

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研究の対象は彼ら自身ではなく、彼らは進歩したピラミッドの頂点にあるビクトリア文化の地位を正当化する手段として使われた。
しばしぼ誤引用・誤解されたダーウィンとバクスレーの考えは、我々の文化の野蛮人に対する優越性の"証拠"として似たような道を進んだ。

それは人間の自然に対する支配者としての正当な統治権であり、女を服従させる男の本来性であった。
これはダーウィンの意図したことではなく、偶然の結果であった。

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科学者(通常男性)は、簡単に見つけられる園芸の名残よりも、細工した狩の道具に伝統的に注目してきた。
その結果、非常に誤った結果をいくつか生じさせた。

たとえぼ、ほんのつまらないことを根拠にカラハリのブッシュ族はほぼ肉食族であると考古学者は結論づけたが、事実は全くその反対である。

しかしもっと意味深い理由はこうだ。
人類科学は、ヨーロッパ人の開拓・拡大に伴って出会った人々を研究することから始まった。
それらの人々は例外なく原始人とか野蛮人とか呼ばれた。

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未だにビクトリア時代の偏見が我々は狩と採取の原始時代から、園芸、最後は農業と西洋社会の発達に軽く触れてきた。
現在我々は近代的産業化社会にいるのに、血塗られた狩の殺し屋の神話が未だに我々に対し力をもっているイメージが存在する理由を考える必要がある。

そこには基本的に二つの理由がある。
第一は、歴史的記録が我々の判断に偏見を与えていることだ。
肉を食べた結果生じる塵はかなりいつまでも残りやすい骨は、植物の種子や殻よりも地下にずっと残っている。

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こうして女性と家畜は飼い慣らされ、農業の奴隷となった。
新しい農業は以前よりももっと容易に豊かな稔りを規則的に、しかも間違いなくもたらすようになった。
栄養的には以前のどの時代よりも肉の必要性は少なくなった。

しかし、文化的・象徴的には、肉の生産と消費の儀式は今までよりさらに必要なものとなった。
男性の支配は屠畜によって成し遂げられ、それによって創られた社会の価値の確立のため利用された。
肉を食べる人々は、これら不快な価値を永続させている。

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私はこれを径しいと思う。
宗教を広めるには、その人にとってより良くなること、存在感が得られることが条件であった。
昔の男性は、現代人が神を崇めるようには野生のイノシシやトナカイ、クマなどを崇めてはいなかった。

彼らはそれらの似姿を彫り、色を塗り、神秘的な祭りを行い、いけにえを捧げたが、それは主に一つの目的、支配を手中に収めるためであった。
同じことを男性は女性にも求め、実行した。

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このようなことは近代的屠畜場にも存在し、そこでは特に訓練を受けたいわゆる"ユダの羊"が犠牲者を橿から屠場へ導いている。
家畜と女性は男性全体の心の中では非常に似ていたかも知れない。
女の赤ん坊は、家畜の子どものように間引きされ、ときには生き埋めにされただろう。
女性は雌の家畜と同じように人が飲むためのミルクを生産した。

また、(あるところでは現在でも)幼い家畜、特に子豚に対して乳母として用いられた。
豊かな神の祭礼において男性は女性を崇め敬ったことを示しているとする人類学者がいる。

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家畜は生きているものも死んだものも、宗教的捧げ物として男が狩をしたいと思っているものに対し捧げられた。
親が狩人に殺された孤児の動物はペットになった。
ある動物は男の性の対象として提供されているらしい。

キンゼイ。アメリカの動物学者、生物学者。アメリカ人の性生活に関する統計的調査で有名。
報告はアメリカ男性の一二分の一は動物と関係したと推定した。
またある動物は、慣らされて囮になり、狩人の獲物に警戒されることなく近寄り猟の手助けをした。

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